カニ篭を仕掛けてあります。一昨日まではまるっきり入らなかったのですが、このところ快調にイソッピが入ります。10センチ前後のタコテンヤに最適な大きさです。
そこに、今日はタコが入っておりました。このタコ、篭のなかで5尾もイソッピを食い荒らしていました。写真のように篭を上げてもカニをくわえたままです。
今朝はサンマをかけておいたのです。サンマはイソッピが食って、イソッピをタコが食ってという関係です。タコをとったあと、投網に入ったボラを入れました。明日が楽しみです。
ときにアイナメ、穴子が迷い込みます。
2010年11月13日土曜日
2010年11月12日金曜日
エッチ蟹、イソッピ、タコ、アジ、ヒョウモンダコ
数週間前から帰国中の娘と孫が大多喜城(徳川家康の猛将、本多忠勝の居城)に出かけるというので港に釣り道具と一緒に放置してもらいました。
港は鉛筆サヨリが盛んに釣れていましたが、試験中のサヨリの空サビキ釣り仕掛けをつくる閑がなかったので、今日はアジのサビキ釣りを試そうと港の南端の堤防に入りました。
アジのサビキ釣りは昨日、大原港の白灯台で投げている人を見かけて太東港でやってみようと思い立ったからです。海は全くの凪で濁りもありません。時期が遅すぎるのを除けば、アジには絶好の条件と思えました。
大原では空サビキですが、浮きをつけて流したり誘ったりして釣っていたのです。いままでサビキと言えば投げて巻き取りのスピードはコントロールしたものの浮きで漂わすということはしませんでした。
釣り方は魅力的でしたが、今日はまったく気配もなく、10センチ弱のアジが一匹だけ、しかもサビキの一番下の針にかかっただけ。どうも潮の流れに合わせたおもりと浮きを使わないと思うように漂ってくれないようです。また試すことにしました。かなり重いおもりにしないとサビキが横に流れてしまうこと。重いおもりに耐えられる浮きの準備がないということでサビキは断念。
そこで到着早々に餌を付け替えておいた蟹かごを揚げると、なんと1キロ程度のタコと5匹程度のイソッピ。タコを捕獲しておく袋を持参していなかったのですぐに頭をひっくり返してビニール袋に。
ちょうどお昼になったころにカニ網を竿先にぶら下げたエッチ蟹狙いを併行させる。
要するにかに篭でタコとイソッピ、蟹網でエッチ蟹です。
エッチ蟹は4時過ぎまでで30匹程度、イソッピは10匹程度、それにタコ1尾でした。
今日学習したエッチカニ取りのノウハウ。
カニ網は近くの釣り具やで1200円、特大です。カニ網は非常に絡みやすく取り扱い注意です。うっかり他の釣り具などと一緒にすると全部からめとられます。柔らかい髪の毛の束と思ってください。網の糸の滑りが悪いので上手に梳いてまとめないとこんがらがります。餌入れにつかう袋が同梱されていますが、すぐに破れます。コメリの資材館で手に入りました。駅で販売しているみかんの袋です。
カニ網をテトラで使うとカニが絡まるところを見ながら釣りをすることができます。結構に面白いです。しかしテトラの中に引き込まれないようにしないと網がづたづたになってしまいます。甲羅が10センチを超えるイソッピを取ることができます。
エッチ蟹もそうですが、蟹を扱うときには手袋が必須です。鋏まれるというよりも、蟹の甲羅や足の先にある突起が痛くてしっかり蟹を掴めません。手袋がないとイソッピはカニ篭にへばりついてはがすのが大変です。エッチ蟹も鋏まれると出血します。どうも蟹は捕まえた直後は興奮しているのか攻撃的ですがしばらくすると非常に従順になり鋏まれることはまずありません。不思議です。
カニ網には40号程度のおもりがついているので投げる竿はかなりおもり負荷のある竿でなげます。
投げる場所はどうも同じ場所に投げ続けるとよいようです。しかし今日は潮が緩いのでその傾向が強かっただけかもしれません。
引き潮で投げると良いというのも仕掛けを沖に運んでくれるよりも餌のにおいが水脈にそって流れるからと推測されます。エッチ蟹は普段は砂に潜っていて餌の気配がするとそこに向けて泳ぎ出すようです。潮の流れをみて投げ込む位置をいつもおなじ流れに入れるようにすると良さそうです。
最後にヒョウモンダコです。
本来は九州、山口あたりの毒ダコでしたが、最近は千葉でも見られるようです。
昨日は5匹、今日は1匹みました。いずれもギャングの針にかかって来ましたから、かなり大量の毒ダコが生息しているようです。このタコはフグと同じ毒(テトロドトキシン)を唾液にもっていて噛まれると死ぬ場合もあるそうです。大きさは10センチ程度で興奮すると足の間にきれいに光る丸い紋が現れます。カニの天敵はタコですが、このタコはテトロドトキシンの他に唾液腺中にもうひとつの毒ハパロトキシンをもっていて、甲殻類を麻痺させる毒性をもつそうです。カニがたくさんいるのでヒョウモンダコもたくさんいるのでしょうね。それにしてもこれも地球温暖化の現象でしょうか。ヒョウモンダコについてはWikipediaをご覧ください。
港は鉛筆サヨリが盛んに釣れていましたが、試験中のサヨリの空サビキ釣り仕掛けをつくる閑がなかったので、今日はアジのサビキ釣りを試そうと港の南端の堤防に入りました。
アジのサビキ釣りは昨日、大原港の白灯台で投げている人を見かけて太東港でやってみようと思い立ったからです。海は全くの凪で濁りもありません。時期が遅すぎるのを除けば、アジには絶好の条件と思えました。
大原では空サビキですが、浮きをつけて流したり誘ったりして釣っていたのです。いままでサビキと言えば投げて巻き取りのスピードはコントロールしたものの浮きで漂わすということはしませんでした。
釣り方は魅力的でしたが、今日はまったく気配もなく、10センチ弱のアジが一匹だけ、しかもサビキの一番下の針にかかっただけ。どうも潮の流れに合わせたおもりと浮きを使わないと思うように漂ってくれないようです。また試すことにしました。かなり重いおもりにしないとサビキが横に流れてしまうこと。重いおもりに耐えられる浮きの準備がないということでサビキは断念。
そこで到着早々に餌を付け替えておいた蟹かごを揚げると、なんと1キロ程度のタコと5匹程度のイソッピ。タコを捕獲しておく袋を持参していなかったのですぐに頭をひっくり返してビニール袋に。
ちょうどお昼になったころにカニ網を竿先にぶら下げたエッチ蟹狙いを併行させる。
要するにかに篭でタコとイソッピ、蟹網でエッチ蟹です。
エッチ蟹は4時過ぎまでで30匹程度、イソッピは10匹程度、それにタコ1尾でした。
今日学習したエッチカニ取りのノウハウ。
カニ網は近くの釣り具やで1200円、特大です。カニ網は非常に絡みやすく取り扱い注意です。うっかり他の釣り具などと一緒にすると全部からめとられます。柔らかい髪の毛の束と思ってください。網の糸の滑りが悪いので上手に梳いてまとめないとこんがらがります。餌入れにつかう袋が同梱されていますが、すぐに破れます。コメリの資材館で手に入りました。駅で販売しているみかんの袋です。
カニ網をテトラで使うとカニが絡まるところを見ながら釣りをすることができます。結構に面白いです。しかしテトラの中に引き込まれないようにしないと網がづたづたになってしまいます。甲羅が10センチを超えるイソッピを取ることができます。
エッチ蟹もそうですが、蟹を扱うときには手袋が必須です。鋏まれるというよりも、蟹の甲羅や足の先にある突起が痛くてしっかり蟹を掴めません。手袋がないとイソッピはカニ篭にへばりついてはがすのが大変です。エッチ蟹も鋏まれると出血します。どうも蟹は捕まえた直後は興奮しているのか攻撃的ですがしばらくすると非常に従順になり鋏まれることはまずありません。不思議です。
カニ網には40号程度のおもりがついているので投げる竿はかなりおもり負荷のある竿でなげます。
投げる場所はどうも同じ場所に投げ続けるとよいようです。しかし今日は潮が緩いのでその傾向が強かっただけかもしれません。
引き潮で投げると良いというのも仕掛けを沖に運んでくれるよりも餌のにおいが水脈にそって流れるからと推測されます。エッチ蟹は普段は砂に潜っていて餌の気配がするとそこに向けて泳ぎ出すようです。潮の流れをみて投げ込む位置をいつもおなじ流れに入れるようにすると良さそうです。
最後にヒョウモンダコです。
本来は九州、山口あたりの毒ダコでしたが、最近は千葉でも見られるようです。
昨日は5匹、今日は1匹みました。いずれもギャングの針にかかって来ましたから、かなり大量の毒ダコが生息しているようです。このタコはフグと同じ毒(テトロドトキシン)を唾液にもっていて噛まれると死ぬ場合もあるそうです。大きさは10センチ程度で興奮すると足の間にきれいに光る丸い紋が現れます。カニの天敵はタコですが、このタコはテトロドトキシンの他に唾液腺中にもうひとつの毒ハパロトキシンをもっていて、甲殻類を麻痺させる毒性をもつそうです。カニがたくさんいるのでヒョウモンダコもたくさんいるのでしょうね。それにしてもこれも地球温暖化の現象でしょうか。ヒョウモンダコについてはWikipediaをご覧ください。
2010年11月8日月曜日
エッチ蟹
エッチ蟹(ヒラツメかに)は蟹網を投げ込んでしばらくすると釣れます。一度に5匹もかかることもあります。蟹網は普通の網と少し違います。袋になっていなくて細い釣り糸が束になっているだけです。その中に魚の腸や身をいれて投げ込んでしばらくすると糸に絡まれて蟹が捕れます。
一の宮や白子の浜では砂浜から引き潮の時に投げて沖まで運んでもらって、蟹を取るそうですが、太東では岸壁から投げると底が砂ですからそのまま放置して釣ります。
おそらくテトラの間に投げ込むとイソッピが採れるのではないでしょうか。
今日は一匹99円もするサンマを餌にして3時間もかけて10数尾とれました。
これを塩ゆでしたのが写真です。小さいのでつぶしてみそ汁にした方が良さそうですね。
一の宮や白子の浜では砂浜から引き潮の時に投げて沖まで運んでもらって、蟹を取るそうですが、太東では岸壁から投げると底が砂ですからそのまま放置して釣ります。
おそらくテトラの間に投げ込むとイソッピが採れるのではないでしょうか。
今日は一匹99円もするサンマを餌にして3時間もかけて10数尾とれました。
これを塩ゆでしたのが写真です。小さいのでつぶしてみそ汁にした方が良さそうですね。
この3日ほど海はねっとりとして油の面をみているようです。蟹かごも仕掛けましたが全く何も入りません。魚は水面をボラの子が群れを作っている他はえさ取りのフグさえ見かけません。それでも日没直前にルアーを投げるとフッコとおぼしき魚が追いかけてくるのですが、フックはしません。ほとんどの釣り人はボウズで帰るのですが、今日の昼頃にほんの2時間程度でアイナメを6匹ほどつり上げた釣り人がいました。この辺りではあまり見かけない人なので遠方から来たのでしょう。そんなわけで、今日は早朝にタコとヒラメが捕れた程度で全くの低調な日でした。だからこの蟹は貴重な成果なのです。
最後のエッチ蟹の由来ですが背中にHの文字が見えますね。だからです。変な意味ではありません。
2010年11月1日月曜日
タコ漁
太東港では12月からタコ漁が始まります。
太東のタコは明石のタコに負けないくらいのブランドだそうです。
ということで最近の太東港ではタコ漁の準備が始まっています。
所謂たこ壷を使って漁をしますが、今朝は海鷹丸がたこ壷の準備をしていて親父さんにいろいろと教わってきました。昔は千葉や茨城のトロール船が所構わず漁をしてたこ壷まで引きずられて酷い目にあったが沖合750メートルの内側にはトロール船が入ってこない協定ができたこと、トロールの網の目の大きさを規制しても網は引っ張ると目が細くなるので結局は稚魚も捕獲してしまうこと、何でも捕獲してしまうので捕った魚を手作業で仕分けする大変な作業がかかること、太東から南はタコが採れないので大原の漁師は太東よりも北で漁をしていること、大原の若手の漁師たちがボランティアでヒラメの稚魚の放流を始めたことなどなど(海鷹丸さん、ありがとうございました。ところでこの海鷹丸むかしこのブログに写真が載ったのを憶えていらっしゃいますか?)。
今朝は朝日新聞でノルウェーと日本の巻き網漁の比較をしていたので特に興味深くお話を聞きました。日本の林業は100年遅れているとか聞きましたが、漁業もずいぶんと遅れているようです。それは漁の魚を捕る技術ではなく資源保護とか社会資本整備とか対立する利害を調整する技術のように思えます。
さてそのたこ壷ですが餌がついて、タコが餌を取ろうとするとたこ壷の蓋がしまるようになっています。そこら辺りを写真でご覧ください。
太東のタコは明石のタコに負けないくらいのブランドだそうです。
ということで最近の太東港ではタコ漁の準備が始まっています。
奥に貝が見えます。この貝、実は空です。 タコは目がいいのでしょうか。 それとも入ってから気がつくのでしょうか。 |
今朝は朝日新聞でノルウェーと日本の巻き網漁の比較をしていたので特に興味深くお話を聞きました。日本の林業は100年遅れているとか聞きましたが、漁業もずいぶんと遅れているようです。それは漁の魚を捕る技術ではなく資源保護とか社会資本整備とか対立する利害を調整する技術のように思えます。
さてそのたこ壷ですが餌がついて、タコが餌を取ろうとするとたこ壷の蓋がしまるようになっています。そこら辺りを写真でご覧ください。
餌の貝を仕掛けているところです。 蓋はゴムバンドで外れるとバタンと閉まります。 |
登録:
投稿 (Atom)