2010年10月27日水曜日

さよりとアサリ

昨日あたりから港の中でさより釣りを始めた人がいます。アジ釣りから転向してサヨリを始めたのです。
北風が強くて高い堤防は波が被り、下の堤防は港の浚渫(大きなポンプで海の底から水と砂を吸い上げる)で突端のポイントが入れません。今年は青物が来なかったとか、だがサビキで遠投していないからそれも本当の処は分かりません。勝浦の辺りではイナダの大群に出くわしたものの仕掛けが細くて地団駄踏んだ人たちもいるのですから、沖合をイナダやソーダカツオが通り過ぎたのかもしれません。その証拠に先週は20センチ超のアジが混じっていました。ときたまサバやカマスがアジと一緒に釣れていました。

そんな釣れなかった魚の話は後回しで、釣れた魚のトップはヒラメです。太東港ではギャングです。この近所の釣り場でルアーの釣果がありますが、ここではギャングです。50センチとか70センチが時たま釣れます。それも夏のヒラメではなく、肉厚の立派なヒラメでした。
季節が落ち着けばもっと数が出てくるそうです(期待しています)。
そこで私もヒラメ狙い今日も寒風のなかギャングをしましたが、穫れるのはゴミばかり時たまアサリがかかってきました。

このアサリですが、港の何処でも穫れる訳ではなくてかなり狭い範囲でしか採れません。非常に不思議なのですが、海の底にアサリのコロニーがあるみたいです。他の貝類も同様で岸壁のこの場所から向こう岸の何処に向けて投げると、ゼンナが採れるといった具合です。昔はここから投げるとキスがバケツに二杯(百尾超)も取れたとか言う人がいます。海の生き物の密集度合いというのはどうも素人の想像を超えたところにあると思っています。白長須鯨はプランクトンや小型の魚を主食にして体重150トンにも達するのです。かなりの密度で餌がいなければ、あの大きさには絶対に育たないとおもいます。

写真は今日穫ったアサリと頂いたサヨリです。サヨリを下さった釣り人はブログにサヨリの釣りを書いています。http://blog.goo.ne.jp/isumikanjin-turibitoを訪問してみてください。
ギャングの仕掛けの作り方は別稿で。


2010年10月15日金曜日

田舎くらしの経済、たこ

田舎で暮らしていて気づかされたことがあります。
お金を使わないのです。年金生活者にとってはきわめてありがたいことです。
かといって買い物をしないわけではありません。毎日の生活に必要な食料や燃料は購入しますがそれ以上のものを購入することがありません。
東京にいる頃は新宿に出るだけで往復5百円、珈琲を飲むと700円、食事をすると1000円です。途中で週刊誌などを買うと300円です。新宿にでないときはほぼ毎日で珈琲が500円、お風呂が550円です。
ところがいすみで生活しているとたまに買う青イソメが215円、オキアミが450円くらいです。だがそれは月に2、3回くらいで釣るものを探しているときです。
その換わりに毎日必ず海に出ます。犬の散歩もありますが、釣りに出かけるのです。
そこにはいろいろな釣りをする人がいて、サビキ、投網、タコのテンヤ、ギャング、イシモチ釣り、ルアーです。この他に蟹かごとたこ壷があります。
このなかで餌代がかかるのがイシモチ釣りくらいです。イシモチは青イソメかサンマの切り身を使いますが、あとは餌は使わない釣りです(サビキはコマセを使いません)。
だからお金を使わないのです。
お金を使わなくても、これだけ種類が多いと何れかに獲物があります。たとえばサビキが釣れなくても投網に獲物があります。わたしはこの1週間はルアーばかりですが、アジ20尾、タコ3尾、小さめのシマアジ10尾を手に入れました。多分これを現金で換算すると1万円は軽く超えるでしょう。この辺りのタコはブランド品で非常に高価です。近所のスーパーで地物のタコは足一本500円です。3尾で24本ですからこれだけで1万2千円です。シマアジは寿司屋の高級食材です。
しかしこれはいすみに限ったことではないでしょう。
私の父親が長野ですから、夏休みの何日かを過ごしたことがあります。そのときは鮎が届いたり、松茸が届きます。届くというのは宅急便ではなく、近所の方がとれたといって庭先に置いて行くのです。食卓に載るのは築地や太田などのお金で交換する近代的な市場を通さない食材です。
物々交換でもありません。要するにお裾分けです。お裾分けというのは借り貸しではありません。お友達だからお裾分けするのです。お裾分けで価値の交換があったのかどうか分かりませんが国民経済統計には載りません。
マネジメントスクールの先生はメジャメント、測定できなければマネジメントできないと言っていますが、じゃマネジメントなんかいらないじゃんと言いたくなります。経済学も同様ですね。
写真は今朝、頂いたタコです。毎日タコ釣りにくるご老人に頂きました。一緒に写っているのは朝日新聞です。トップに患者の出血を伝える法的な義務はないという東大医科研の記事があります。お裾分けのタコと朝日新聞の記事はもう病気、それも重病としか見えませんね。

2010年10月3日日曜日

大阪でライブトークショー

突然ですが、友人が大阪でライブトークショーを企画、開催するというのですこし宣伝です。近所の方で仕事をしすぎたとか疲れを感じている方はぜひどうぞ。
アーサーホーランドトークライブ、11月7日18:30、ニューサントリー5

詳しくは
hzd03432@nifty.ne.jp、玉井昭博さんまで。
アーサーホーランドのホームページは
http://arthur-hollands.com

シャコ

台風以来めぼしい釣りはタコを除いてありません。
タコは群れになっているのでしょうか、台風のあと波が落ち着いてからは驚異的な釣れ方でしたが、今日になってぱったりです。
川でも台風のあとフナがたくさん釣れることがありますが、それがアジではなくタコになったようです。
アジ釣りをしたいのですが、釣り場は写真のように全く近寄れません。
そこで港のなかでイソメでカイヅでもと竿をだして釣れたのがシャコです。
とてもきれいなので写真を撮りました。
子供のころ大森海岸ではバケツに一杯のシャコを頂くことがありました。庭ばさみで両脇を切りながら食べました。いまではシャコは高級食材なのでしょうね。右側が頭です。

2010年10月2日土曜日

伊勢エビ

太東港も秋の気配がさして来ました。この台風でさらにはっきりとしたようです。
アジはすこし遠のいたようですが、港に逃げ込んだのでしょうかカイヅ、チンチンを楽しんでいる人を見かけるようになりました。
今朝はビール瓶みたいなアイナメが毎朝タコ釣りをしている老人の置き竿にかかって、これからはタコとアイナメで楽しめるともうしておりました。
私が仕掛けた蟹かごは台風で全くなくなりました。台風に備えて引き揚げようとしたのですが、すでに荒波で砂に埋まってしまって揚げられずにいたのですが、それが台風で跡形もなくなりました。もしもタコや蟹がなかに入っていたら可哀想なことをしたと悔やまれます。
写真は今朝港にあがった伊勢エビです。日本一の伊勢エビの水揚げを誇る大原港のとなりですから伊勢エビも重要な産物です。