2010年7月30日金曜日

太東の獲物

太東港の獲物を紹介します。
タコは絶滅危惧種だそうですが、太東港で釣りをする人々にとっては良くお目にかかる獲物です。タコテンヤで岸壁を行ったり来たりして釣ります。


そのタコとタコテンヤです。写真のタコは内蔵を取り除いた後です。タコは釣り具のバケツに入れてお
いても、コンビニの袋に入れても逃げま
す。小さな隙間に手もしくは足
の先(非常に細い)を押し込んでじわじわと隙間を広げてしまいます。タマネギの網の袋を海に下げて逃げられた人がいます。見事に破られたそうです。ジッパーのついた釣りバケツでもジッパーをこじ開けるようです。なにしろ体中が筋肉のようなものですから。
一番安全なのはすぐに殺してしまう事です。それには目と目の
間に刃物を差し込む事ですが、そのあと内蔵を取り出します。でも刃物を使わないで頭(実は胴体)と足の間に指を入れてひっくり返し、内蔵を取り出してしま
う事です。初
めてのときはかなりの度胸と冷酷さがないと難しい仕事です。なにしろ生きたままですから。

大分に旧聞になりますが、カマスがたくさん捕れた時期があります。かなり良形の20センチ前後のものが入れ食い状態でした。たくさん釣った人は70匹も90匹とも言われています。
我が家でもまだ干物が食卓に上る事があります。カマスは空サビキで釣りました。空サビキは、コマセなしで遠投して釣ります。
サビキですから針が数本ついています。多いときには3匹ついて来ます。

次に紹介するのがコチです。これはギャングといって、20号程度のおもりに碇針をつけて海底を引き摺ります。海底にいる生き物は全部が対象になります。タコ、ヒラメ、貝、コチ、舌平目、フグ、そのほかに得体の知れないものなど。一番コストパフォーマンスの高いのはギャングでしょう。しかし消耗する筋肉エネルギーはコストに入っておりません。

















2010年7月29日木曜日

昨日はアジを狙って早朝4時に港に出ましたが、すでに岸壁の上には6人ほどの釣り人が。
イカ釣りの漁船がまだ集魚ランプを点灯して、日の出直前の海に映えて釣りよりこの絵に惹かれます。
皆さんは10数匹の太東港では大きい方のアジに恵まれましたが、当方はお祭りやらライントラブルで釣果ゼロ。
この2週間ほど南風で水が冷たく「こんな日はつれないよ」という処の釣り人の忠告通り。だがしかし、夕刻にリベンジを図りにセイゴ狙い。すぐそばで海鳥は獲物にありついていたのに、こちらはまたも空振り。
だが、投網の方に中型のボラが入って、それをお裾分けいただきました。ついでに血抜きの方法を教えてもらって40LBのハタキ用に持っていたリードで海水にさらしてお持ち帰りできました。夏のボラは食えないという通説ですが、とんでもない鯛に匹敵するという説もあります。またボラの肛門周辺が黒くないのは川にあがった事がない奴だ、とも教えてもらえました。
ついでに1キロ近くのタコもゲット。ボラは3枚に下ろして今日頂く予定です。
タコはどうやってゲットしたのか、これは秘密です。
一昨日はすごく霧が深く、早朝でアグリ舟が間近まで来て漁をしている場面に出くわしました
エンジンの音と漁師の無線の声以外はとても静か、だが海面がざわついて海の中の緊張が伝わる気配がありました。果たしてアジ、イワシ、カマスの入れ食い。入れ食いは続かなくて2、3投でぱたりと止んでしばらくするとまた入れ食いになるの繰り返しです。私は犬を置いて急いで戻ったのですが、それでもアジが20匹、マイワシが3匹あがりました。マイワシは20センチ超のまるまる太ったやつでした。
昨日はまるでだめ、今日は早朝はアジが釣れたようです。
夕方はハタキですずきを狙ってみました。25号のおもりを抱いた浮きを飛ばしてその先にソフトルアーという仕掛けです。当たりがないまま帰る間際になって東京から来た若者がアジを鈴なりでつり上げたので、それっとハタキからサビキに付け替えて第1投ですごい引きお祭りをしたのかと周りを見回しても特に問題ない。足元に引き寄せるとサバが4匹でした、テトラを避けて思いっきり引き抜きました。それでも一匹はテトラにあたって落ちてしまいました。急いでバケツに入れて第2投。リールをまわしたがまるで抵抗がない。リールをみると糸が全部出てしまっておりました。PEの2.5号を150メートルは巻いた筈なのに。かわりのリールは車の中なのでこれでおしまいでした。
だがサバを釣り上げたのは私だけで、周りの人には一匹もかかりません。海は不思議な所です。
サバはまだ脂がのっていないのでオレガノとバジルを腹につめて焼いてバルサミコで頂きました。美味でした。