タコは絶滅危惧種だそうですが、太東港で釣りをする人々にとっては良くお目にかかる獲物です。タコテンヤで岸壁を行ったり来たりして釣ります。
そのタコとタコテンヤです。写真のタコは内蔵を取り除いた後です。タコは釣り具のバケツに入れてお
いても、コンビニの袋に入れても逃げま
す。小さな隙間に手もしくは足
の先(非常に細い)を押し込んでじわじわと隙間を広げてしまいます。タマネギの網の袋を海に下げて逃げられた人がいます。見事に破られたそうです。ジッパーのついた釣りバケツでもジッパーをこじ開けるようです。なにしろ体中が筋肉のようなものですから。
一番安全なのはすぐに殺してしまう事です。それには目と目の
間に刃物を差し込む事ですが、そのあと内蔵を取り出します。でも刃物を使わないで頭(実は胴体)と足の間に指を入れてひっくり返し、内蔵を取り出してしま
う事です。初
めてのときはかなりの度胸と冷酷さがないと難しい仕事です。なにしろ生きたままですから。
大分に旧聞になりますが、カマスがたくさん捕れた時期があります。かなり良形の20センチ前後のものが入れ食い状態でした。たくさん釣った人は70匹も90匹とも言われています。
我が家でもまだ干物が食卓に上る事があります。カマスは空サビキで釣りました。空サビキは、コマセなしで遠投して釣ります。
サビキですから針が数本ついています。多いときには3匹ついて来ます。
次に紹介するのがコチです。これはギャングといって、20号程度のおもりに碇針をつけて海底を引き摺ります。海底にいる生き物は全部が対象になります。タコ、ヒラメ、貝、コチ、舌平目、フグ、そのほかに得体の知れないものなど。一番コストパフォーマンスの高いのはギャングでしょう。しかし消耗する筋肉エネルギーはコストに入っておりません。